
| 報告書番号 | MI2014-5 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年03月07日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 漁船第二長久丸運航不能(機関損傷) |
| 発生場所 | マーシャル諸島共和国マジュロ島北東方沖 マジュロ島北東端から真方位033°346海里付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 100~200t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年05月30日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか17人(日本国籍1人、インドネシア共和国籍16人)が乗り組み、マーシャル諸島共和国マジュロ島北東方沖において、まぐろはえ縄漁の幹縄を投縄し、主機を停止して待機後、平成25年3月7日14時00分ごろ、揚縄を開始するために機関長が主機の始動ハンドル(以下「始動ハンドル」という。)を始動側にしたものの、クランク軸が約190°回転しただけであり、主機が始動しなかった。 機関長は、主機の始動弁及び始動空気分配弁(以下「本件分配弁」という。)の点検を行い、カム軸と嵌合している本件分配弁の駆動軸の摩耗を発見し、整備業者に連絡を取り、助言を受けて溶接による肉盛り等の修理を行ったが、主機を始動することができなかった。 機関長は、洋上での修理を諦めて船長へ報告し、船長は、マジュロ島のマジュロ港までのえい航を船舶所有者へ依頼した。 本船は、12日10時45分ごろ船舶所有者が手配した引船によるえい航が開始され、15日15時15分ごろマジュロ港に入港した。 本船は、船舶所有者に手配されて日本からマジュロ港に来援した修理業者の点検整備が行われて16日夜半、修理を完了した。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、マジュロ島北東方沖で揚縄作業の準備中、主機の6番シリンダ始動弁の弁傘シートフェイス部に傷が生じ、排気が漏洩して始動空気主管を逆流し、本件分配弁の潤滑油を払拭した状態で主機の運転が続けられ、本件分配弁が摩擦熱によって損傷したため、主機が始動できなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。