JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-4
発生年月日 2013年01月14日
事故等種類 乗揚
事故等名 油タンカーTJ88乗揚
発生場所 沖縄県宮古島市伊良部島北方沖の浅礁  宮古島市所在の佐良浜港第1防波堤南灯台から真方位308°2.5海里付近
管轄部署 那覇事務所
人の死傷 死亡:行方不明
船舶種類 タンカー
総トン数 20~100t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年04月25日
概要  本船は、売船され、船長及び機関長ほか5人が乗り組み、シンガポール共和国に向けて宮古島付近を航行中、船長が、ナブテックス受信機及び衛星電話で気象情報を入手したところ、低気圧が接近していることを知り、伊良部島北方沖に錨泊した。
 船長は、守錨当直中、走錨していることに気付き、機関を始動し、揚錨して再度投錨しようとしたが、揚錨できず、本船は、風浪に圧流され、平成25年1月14日00時10分ごろ伊良部島北方沖の浅礁に乗り揚げた。
 船長は、離礁しようとしたが、離脱することができなかったので、退船することを決め、海上保安庁に救助を求めた。
 船長は、乗組員に退船方法を指示することなく、救命胴衣を着用して最初にロープを使い、海に入った。
 4人の乗組員は、救命胴衣を着用して岩場に泳ぎ着き、また、1人の乗組員は、救命胴衣を着用して救命ボートで待避していたところ、来援した海上保安庁の巡視艇に救助された。
 機関長は、海上保安庁の航空機により、宮古島市佐良浜漁港防波堤沖で漂流しているところを発見され、救助されて宮古島市所在の宮古空港へ搬送されたが、死亡が確認され、死因は溺死であった。
 船長は、行方不明になった。
原因  本事故は、夜間、伊良部島北方沖で錨泊中、船長が、守錨当直中に走錨に気付き、転錨しようとしたものの、揚錨できなかったため、風浪に圧流され、伊良部島北方沖の浅礁に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(機関長)、行方不明:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。