
| 報告書番号 | MA2014-3 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年09月29日 |
| 事故等種類 | 転覆 |
| 事故等名 | 漁船第十八金比良丸転覆 |
| 発生場所 | 熊本県天草市天草下島西方沖 天草市所在の大江港灯台から真方位276°18.5km付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5~20t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年03月28日 |
| 概要 | 本船は、船長ほか甲板員4人が乗り組み、天草下島西方の天草灘での棒受網漁を終え、天草市牛深漁港に帰るため、船長が手動操舵を行い、天草市の桑島と大島の間に向けて約7ノットの速力で南東進した。 本船は、風速約7~8m/s の南寄りの風が吹く状況下、波を船首から受けながら航行中、平成25年9月29日05時30分ごろ、船首から大量の海水が甲板上に打ち込んで右舷側に傾き、右舷ブルワークが海面下に没した。 船長は、とっさに居住区のある後部に向けて声を掛けるとともに、右舵を取り、クラッチを中立にして減速したが、船体の傾きは回復しなかった。 船長は、後部甲板にいた甲板員4人と共に操舵室右舷側外壁とブルワークとの間の甲板に積み込んであった網を海に投棄し、船体の傾きを回復しようとしたが、網は波に押し戻されて投棄することができなかった。 船長は、網の投棄を諦めて操舵室に戻り、漁業無線で救助を呼び掛けているうちにマイクを水没させ、また、次第に船体の傾きが大きくなったため、左舷側の窓から脱出して横倒しとなった船体上に移動し、甲板員の4人は、海に飛び込んだ後、本船にはい上がって救助を待った。 本船は、しばらくして横倒しの状態から船底を上にした態勢となった。 乗組員は、漁業無線による救助要請を聞いて現場へ到着した僚船に救助され、牛深漁港へ搬送された。 本船は、巡視船に牛深漁港までえい航されて引き起こされた。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、天草下島西方沖を南東進中、船首から甲板上に波が打ち込み、海水が滞留して右舷側に傾いたため、転覆したことにより発生した可能性があると考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。