JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-3
発生年月日 2012年08月30日
事故等種類 乗揚
事故等名 貨客船兼自動車渡船フェリーとしま乗揚
発生場所 鹿児島県十島村切石港  十島村所在の悪石島灯台から真方位028°10.9海里付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年03月28日
概要  本船は、船長ほか18人が乗り組み、旅客44人、車両3台及び積荷56.06tを乗せ、平成24年8月30日10時28分ごろ、切石港を悪石島に向け、出港を開始した。
 本船は、船橋配置に船長及び操舵手が、船首及び船尾の配置に各4人がそれぞれ就き、船長が、いつもどおり、バウスラスターを使用して本船を着岸岸壁から右方に横移動させた後、右回頭して船首を港口方向のほぼ055°(真方位、以下同じ。)に向け、両舷主機を半速力前進として前進を開始しようとしたところ、10時36分ごろ、切石港において、船尾部が浅所に乗り揚げた。
 船長は、すぐに機関を前後進して離州しようとしたが、離州しなかったので、バラスト水を排出して再び機関を前後進したが、本船は離州しなかった。
 船長は、下げ潮の末期であったことから、離州作業を中断し、機関を停止して両舷から錨を投じ、右舷船尾から岸壁に係留索を取った後、11時43分ごろに海上保安庁及び運輸局に事故の通報を行った。
 船長は、14時44分ごろ上げ潮の中央期となり、再び離州作業を開始し、14時46分ごろ離州でき、悪石島に向かうこととしたが、主機冷却水の温度が上昇したことから、減速航行を行い、16時10分ごろ悪石島のやすら浜港に入港したものの、以後の航行は不可能と思い、修理の手配を行った。
 本船では、やすら浜港に入港後旅客9人が下船し、残りの旅客35人のうち、24人は十島村所有船で、11人は十島村が借り上げた海上タクシーでそれぞれ目的地まで送られた。
 本船は、船底調査及び主機冷却装置の整備を終え、31日十島村小宝島へ向け、出港した。
原因  本船は、切石港で出港作業中、港内に土砂の堆積によって浅所ができていたため、同浅所に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。