JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-3
発生年月日 2013年02月11日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 貨物船FINE HANA衝突(防波堤)
発生場所 関門港響新港区  福岡県北九州市所在の響新港西1号防波堤東灯台から真方位234°1,080m付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年03月28日
概要  本船は、船長(大韓民国籍)、二等航海士ほか8人(大韓民国籍5人、ミャンマー連邦共和国籍3人)が乗り組み、二等航海士が操船指揮を執り、操舵手を見張りに当たらせて響灘を関門第2航路西口に向けて東進した。
 二等航海士は、平成25年2月11日01時10分ごろ、6海里レンジとしたレーダーに他船の映像を認めなかったので、風邪気味で体調が悪かったことから、自室に戻って医薬品を服用するため、船橋を離れることとした。
 二等航海士は、少しの間船橋を離れるつもりであり、操舵手に英語で見張りを厳重に行うこと(Keep the sharp look out)と告げ、自室に戻り、風邪薬及び頭痛もしたことから、頭痛薬も服用したが、まさか居眠りをすることはないと思い、短時間休むつもりで自室のベッドで横になっていたところ、居眠りに陥った。
 二等航海士は、自室で寝ていたところ、02時07~08分の間に操舵手に起こされ、急いで昇橋したが、本船が、自動操舵で航行し、既に変針予定場所を過ぎ、響新港西1号防波堤(以下「本件防波堤」という。)が直前に迫っていたので、全速力後進としたが、02時11分ごろ約10ノットの対地速力で本件防波堤に衝突した。
 船長及び一等航海士は、衝突の衝撃で事故に気付き、すぐに昇橋して本事故後の対応に当たった。
原因  本事故は、夜間、本船が、関門港響新港区において、関門第2航路西口に向けて自動操舵で東進中、二等航海士が、操船指揮を執らずに船橋を離れ、自室で居眠りに陥ったため、変針予定場所を通過して航行し、本件防波堤に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。