JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-2
発生年月日 2013年05月01日
事故等種類 火災
事故等名 巡視船しきね火災
発生場所 千葉県南房総市野島崎東方沖  南房総市所在の野島埼灯台から真方位106°14海里付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 公用船
総トン数 500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年02月28日
概要  本船は、船長及び機関長ほか30人が乗り組み、野島崎東方沖を増速しながら西進中、平成25年5月1日13時48分ごろ、火災探知装置の警報が作動し、機関長が、機関室監視カメラにより、第1機関室2号主機B列排気管スレーブ過給機(以下「本件過給機」という。)から炎が上がっていることを認めた。
 本船は、2号主機等を停止し、防火部署を指示して消火器3本による初期消火を行ったが、完全に消火できなかった。
 本船は、第1機関室を密閉消火するため、水密滑り戸などを閉鎖した後、炭酸ガスを注入した。
 本船は、第1機関室温度が46℃まで低下した後、第1機関室の炭酸ガスを強制排気し、来援した海上保安庁の特殊救難隊によって鎮火が確認された。
原因  本事故は、本船が、野島崎東方沖を西進中、増速しようとした際、主機の排気高温度警報が作動したので、増速及び減速操作を繰り返し、負荷率の変化により、機関制御システムの作用で本件入口弁へ開閉の信号が出ていたところ、本件過給機にサージングが継続されたため、ブロワ内の空気温度が上昇してサイレンサー内に付着した煤や埃が発火して本件吸音材が燃え、サイレンサー内の給気温度上昇に伴い、インペラーの先端部が高温で摩滅してブロワの給気量が低下し、火炎及び煙がサイレンサーの外側に拡散して機関室天井などに延焼したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。