
| 報告書番号 | MA2014-2 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年05月01日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | 貨物船三社丸ケミカルタンカー第三松豊丸衝突 |
| 発生場所 | 千葉県市川市千葉港葛南区JFE物流岸壁 市川市所在の千葉港葛南市川灯台から真方位053°1,020m付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船:タンカー |
| 総トン数 | 200~500t未満:200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年02月28日 |
| 概要 | A船は、船長Aほか3人が乗り組み、千葉港葛南区のJFE物流(株)東京物流センター岸壁に左舷着けで係留中、船長Aが、甲板上で整備作業を行っていたところ、A船の右舷船尾約30°方向から接近するB船を認め、衝突の危険を感じてB船を監視していたが、A船を避航する様子がなかったので、B船の船首配置の乗組員に対して大声で注意喚起をしたものの、平成24年5月1日14時30分ごろA船の右舷前部とB船の左舷船首とが衝突した。 B船は、船長Bほか4人が乗り組み、キシレン400t及びトルエン400tを積載し、12時50分ごろ千葉港千葉区の丸善石油化学(株)の岸壁を離岸して同港葛南区東洋合成(株)の岸壁に向かった。 船長Bは、先行する貨物船(以下「先行船」という。)に続いて市川水路を北上し、JFE物流岸壁東端付近で先行船が左転して建物の陰に入って見えなくなったので、減速して東洋合成(株)の岸壁に向けて約90°左転した。 船長Bは、着岸予定岸壁までの距離約500mの地点で左転を終えた頃、前路で先行船が停止していることを認め、移動するまで待つこととし、行きあしを止めて機関を中立運転とした。 船長Bは、先行船が移動するまで時間がかかるものと思い、かがんだ姿勢でAISの操作を行っていたところ、B船が北東の風及び江戸川の流れに圧流されてA船に接近し、船首配置の乗組員からの声で船首至近にA船を認め、機関を後進としたものの、A船とB船とが衝突した。 B船は、A船から離れて着岸予定の岸壁に着岸した。 |
| 原因 | 本事故は、千葉港葛南区において、A船が岸壁に係留中、B船が着岸作業中、前路で停止中の先行船の移動を待とうとして停止していたところ、船長Bが、かがんだ姿勢でAISを操作することに意識を集中していたため、B船が北東の風及び江戸川の流れに圧流されてA船に接近していることに気付かず、A船と衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。