
| 報告書番号 | MI2014-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年05月02日 |
| 事故等種類 | 運航阻害 |
| 事故等名 | 旅客フェリーあかしあ運航阻害 |
| 発生場所 | 福井県敦賀市敦賀港北方沖 敦賀港鞠山防波堤仮設灯台から真方位000°2.5海里付近 |
| 管轄部署 | 神戸事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 旅客船 |
| 総トン数 | 10000~30000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年01月31日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか32人が乗り組み、乗客212人を乗せ、大型トラック173台、乗用車65台及び単車18台を積載し、増速しながら、敦賀港北方沖を北北東進中、平成25年5月2日02時07分ごろ、当直機関士が、配電盤室において、6,600V主配電盤(以下「主配電盤」という。)の水中電動推進装置用遮断器(以下「本件遮断器」という。)付近から煙が出ていることを発見し、機関長に報告した。 機関長は、配電盤室に急行し、同室に煙が充満している状況を認め、機関制御室に戻って船橋に状況の連絡を行い、水中電動推進装置を停止するとともに、機関部関係者に消火器を準備して配電盤室の監視を行うように指示した。 その直後、本船は、2系統に分かれている‘主配電盤の主電源回路’(以下「母線」という。)を接続している遮断器及び2基の主発電機の遮断器が作動して船内電源を喪失し、一時、主機を停止したものの、主発電機の遮断器が自動復帰して船内電源が回復したので、主機を始動した。 本船は、水中電動推進装置が運転不能となり、航行は続けられるものの、安全航行に支障を来す虞があり、また、航行中に主配電盤の修理及び遮断器作動の原因調査を行うことは難しいとの判断から、航行を取り止めて敦賀港に引き返し、引船1隻を手配して着岸後、旅客及び車両を下船させた。 本船は、主配電盤の点検を行ったところ、本件遮断器の母線側端子接続部が焼損していることを発見し、本件遮断器の交換及び母線側端子接続部の修理を行った後、各部の作動試験を行い、異常のないことを確認した。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、増速しながら、敦賀港北方沖を北北東進中、本件遮断器の入力側端子を母線側端子に接続する接続金具が損傷したため、両端子間に接触不良を生じ、本件遮断器及び周囲の絶縁材が焼損して水中電動推進装置の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。