
| 報告書番号 | MI2014-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年03月28日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 油送船第三金洋丸運航不能(機関損傷) |
| 発生場所 | 和歌山県白浜町市江埼南西方沖 市江埼灯台から真方位229°3.4海里付近 |
| 管轄部署 | 神戸事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | タンカー |
| 総トン数 | 1600~3000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年01月31日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか11人が乗り組み、C重油約5,000klを積載し、山口県岩国港に向けて市江埼南西方沖を北西進中、平成25年3月28日16時35分ごろ、当直中の機関士が、主機4番シリンダのクランク室ドアに破孔を生じ、潤滑油が吹き出している状況を認め、直ちに当直航海士及び船長に連絡して主機を停止した。 本船は、主機のクランク室ドアを開放して内部点検を行い、4番シリンダのピストンスカートが割損し、脱落していることを認め、自力航行不能と判断してタグボートによるえい航を要請するとともに、関係先に対し、事故の報告、修理の手配等を行い、乗組員による損傷箇所の開放準備作業を開始した。 本船は、来援したタグボートにえい航され、29日06時20分ごろ和歌山県和歌山下津港に着岸し、機関製造者手配の作業員等が乗船してピストン、シリンダライナ、連接棒、クランク室ドア等の修復工事を行い、14時25分に試運転を完了して15時10分に出港した。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、平成22年10月に機関製造者の主導で行った主機4番シリンダのピストン修復工事において、ピストンを組み立てた際、本件スナップリングが、ピストンピンボスの挿入溝へ確実に挿入されていなかったため、運転中に挿入溝から外れて脱落し、ピストンピンが軸方向に移動するとともに、潤滑油の供給通路が塞がれてピストンが冷却不足となり、市江埼南西方沖を北西進中、ピストンがシリンダライナに焼き付いてピストンスカートが割損し、シリンダライナ、クランク室ドア等が損傷して主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。