JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-1
発生年月日 2013年08月20日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 護衛艦しまかぜ衝突(岸壁)
発生場所 長崎県佐世保市佐世保港 佐世保港弁天島灯台から真方位037°1,260m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 公用船
総トン数 3000~5000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年01月31日
概要  本艦は、艦長ほか259人が乗り組み、艦長が操艦を行い、佐世保港の海上自衛隊の倉島岸壁に出船右舷着けするため、針路045°(真方位、以下同じ。)、速力約6ノットで倉島岸壁の前面の水域に向けて航行した。
 本艦は、倉島岸壁の南西方に位置する干尽岸壁の西端付近に達した頃、右回頭して針路を倉島岸壁東端付近に向ける077°とした後、機関を停止して行きあしを減じ、左舷艦首及び左舷艦尾付近にえい船のタグラインを取り終え、艦長が、左舵一杯、右舷前進半速、左舷後進半速を指示して左回頭を始めるとともに、えい船2隻を操艦の補助に当たらせた。
 艦長は、倉島岸壁東端付近を077°に見て左回頭すれば、艦尾と干尽岸壁との最接近距離が約60mであると判断していた。 
 艦長は、左回頭中、航海長及び操舵手から、後進の行きあしがあると相次いで報告があり、両舷停止として速力指示器を確認したところ、後進の行きあしであることが分かったので、両舷前進微速を指示した。
 艦長は、艦尾配置の指揮者から干尽岸壁までの距離が約20mとの報告を受け、両舷前進半速を指示したものの、本艦は、平成25年8月20日16時24分ごろ干尽岸壁に艦尾がほぼ直角に衝突した。
 本艦は、負傷者等の有無及び艦尾の損傷状況を調査した後、倉島岸壁に着岸した。
原因  本事故は、本艦が、佐世保港の倉島岸壁に出船右舷着けしようとし、倉島岸壁の前面の水域で左回頭中、艦長が、報告を受け、速力指示器を確認し、後進行きあしであることに気付いたため、後進行きあしを減じようとして両舷前進微速を指示したが、艦尾が干尽岸壁まで約20mに接近し、両舷前進半速を指示したものの、干尽岸壁に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。