
| 報告書番号 | MA2014-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2013年04月20日 |
| 事故等種類 | 衝突(単) |
| 事故等名 | 貨物船SE PELAGICA衝突(灯浮標) |
| 発生場所 | 神奈川県横須賀市観音埼北方沖の浦賀水道航路中央第4号灯浮標 横須賀市所在の横須賀港走水防波堤灯台から真方位022°1.7海里(M)付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 5000~10000t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年01月31日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか13名が乗り組み、船長が船橋で操船し、機関長が機関制御室で監視を行い、主機を回転数毎分(rpm)500、推進器を120rpmとし、速力(対地速力、以下同じ。)約10.0ノット(kn)で南東進中、平成25年4月20日19時33分ごろ、増速しようとしたが、プロペラの翼角が7°以上にならず、加圧式燃料油ベントタンク(以下「本件ベントタンク」という。)の油面低位警報及び燃料油圧力低下警報が作動した。 本船は、プロペラの翼角を0°に下げたところ、19時40分ごろ燃料油圧力低下警報が、19時42分ごろ本件ベントタンクの油面低位警報がそれぞれ復旧した。 機関長は、19時41分ごろ燃料油系統への空気の混入を疑って本件ベントタンクからC重油サービスタンクへ接続された配管にある戻り弁を開放してエア抜きを行い、19時50分ごろ本件ベントタンク及びC重油サービスタンク内への水分の混入を疑ってドレン抜きを行った。 本船は、19時45分ごろ船長及び機関長が協議し、浦賀水道航路を通過するまで増速しないことを決め、20時08分ごろ速力約10knで浦賀水道航路の‘中央から右の部分’(以下「南航レーン」という。)へ入航した。 本船は、20時23分ごろ、横須賀港走水防波堤灯台から真方位022°1.7M付近を南東進中、突然、主機が停止した。 本船は、20時24分ごろ東京湾海上交通センターへ機関故障の発生を通報した。 本船は、徐々に速力を減じながら、後方から接近する同航船を先航させるために南航レーンの左寄りを航行しようとして左転した。 本船は、浦賀水道航路中央第4号灯浮標(以下「本件灯浮標」という。)方へ向かったので、南航レーンに沿う針路に戻そうとしてバウスラスターを使用したものの、ブレーカーが切れ、リセットする時間がなく、20時30分ごろ前進惰力で右舷側中央付近と本件灯浮標が衝突した。 機関長は、20時32分ごろ燃料油系統を切り替えたところ、燃料油圧力が正常値に復旧したので、20時34分ごろ機側で主機を始動した。 船長は、船橋への連絡がなく主機が始動したので、船橋の非常停止押釦スイッチで直ちに停止した。 本船は、20時36分ごろ本件灯浮標の錨鎖が本船船尾付近に絡んだ状態で南航レーン内に投錨した。 本船は、来援したタグボートにえい航されて21日15時00分ごろ横須賀港沖に錨泊した。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、浦賀水道航路の南航レーンを南東進中、本件ベントタンクの燃料油量が減少して油面が取出管以下となり、主機への燃料供給が阻害されて主機が停止したため、運航不能となり、本件灯浮標に衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。