JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2014-1
発生年月日 2012年10月22日
事故等種類 死傷等
事故等名 漁船第十八寿勝丸乗組員死亡
発生場所 不明(北海道根室市所在の花咲港西外防波堤東灯台から真方位165°15海里(M)付近~同位置から花咲港に向かう進路上の17時10分ごろの本船位置付近の間)
管轄部署 函館事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2014年01月31日
概要  本船は、船長、甲板員A及び甲板員Bが乗り組み、花咲港南方沖において、いか一本釣り漁の操業を終え、花咲港に帰ることとした。
 船長は、操舵室の船尾側に装備されたいか釣り機のリールを収納した後、操舵室前の船首甲板上で漁獲物整理作業に当たっていた甲板員A及び甲板員Bに対し、帰るので、前のいか釣り機の片づけを頼む旨を告げて操舵室に入り、本船は、平成24年10月22日17時00分ごろ、花咲港西外防波堤東灯台から165°(真方位、以下同じ。)15M付近を発し、花咲港に向かう北北西の針路として航行を始めた。
 甲板員Bは、17時10分ごろ、漁獲物整理作業を終え、操舵室の船首側にあるいか釣り機のリールを収納したが、いつもであれば、作業終了後に増速を始める本船が、約6ノット(kn)の速力(対地速力、以下同じ。)で航行を続けていたため、甲板員Aと共に操舵室に様子を見に入ったところ、船長が操舵室に入ると必ず閉めていた左舷側の引き戸が開いており、操舵室は無人であった。
 甲板員A及び甲板員Bは、船内を捜索したが、船長が見当たらなかったため、甲板員Aが、操舵室にあった船長の携帯電話を使用し、登録してあった船長の所属漁業協同組合宛てに電話を掛けて事態を連絡した。
 連絡を受けた漁業協同組合は、所属漁船に事態を説明して本船に向かうように依頼し、海上保安部に通報した。
 船長は、海上保安部の巡視船、航空機及び僚船により、捜索が行われたが、発見されずに行方不明となり、後日、死亡届により、除籍された。
 本船は、乗り移った僚船乗組員が操船して花咲港に帰った。
原因  本事故は、夜間、本船が花咲港に向けて帰航中、船長が落水したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 死亡:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。