JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-11
発生年月日 2013年04月13日
事故等種類 乗揚
事故等名 漁船55龍鳳乗揚
発生場所 長崎県小値賀町野崎島西岸 小値賀町所在の津和崎灯台から真方位046°1,300m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年11月29日
概要  本船は、船長及び機関員ほか2人が乗り組み、平成25年4月13日04時30分ごろ長崎県五島市姫島北方沖の漁場から漁獲物約20tを積載して帰航を開始した。
 船長は、機関回転数毎分約1,400の約11ノットの対地速力とし、津和崎鼻を船首目標として自動操舵で北東進中、05時30分ごろ、いつもどおり、他船に注意し、眠くなったら誰でもいいから起こして交替するようにと指示を行い、本船に加勢のために網船から移乗していた機関員に単独の船橋当直を引き継ぎ、操舵室後方で仮眠をとった。
 機関員は、自動操舵で何度か前方に停泊していた他船を避ける操船をした後、周囲に他船を認めず、06時50分ごろ、眠気を催したので、約1、2分間、外に出て外気に当たり、ふだん、眠くなって当直を交替してもらうときに比べれば、大した眠気ではないから大丈夫と思い、操縦席に戻り、座って操船を続けた。
 機関員は、07時00分ごろ小値賀町小値賀島南方を航行している記憶があったが、いつしか居眠りに陥り、07時30分ごろ本船が、野崎島西岸に乗り揚げた。
 本船は、船長が機関を停止し、来援した僚船に引き下ろされ、別の僚船にえい航され、長崎県佐世保市相浦港で水揚げをした後、造船所に回航の上、修理された。
原因  本事故は、本船が、小値賀島の南方を漁場から自動操舵で帰航中、単独で船橋当直中の機関員が、何度か前方の停泊船を避けた後、周囲に他船を認めない状況となって気が緩み、眠気を催したものの、操縦席に座って操船を続けたため、居眠りに陥り、野崎島西岸に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。