JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-9
発生年月日 2012年08月20日
事故等種類 火災
事故等名 遊漁船Assist Club 金進丸火災
発生場所 新潟県柏崎市柏崎港北北東方沖 柏崎市所在の東電柏崎刈羽原子力発電所南防波堤灯台から真方位315°1,000m付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷
船舶種類 遊漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年09月27日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、釣り客8人を乗せ、釣りを終了して平成24年8月20日12時50分ごろ東電柏崎刈羽原子力発電所南防波堤灯台(以下「刈羽灯台」という。)の北方2.8海里付近の釣り場を発進し、針路を柏崎港に向首する約202°(真方位、以下同じ。)に定め、機関回転数毎分(rpm)を約1,300として約15.5ノット(kn)で航行中、13時00分ごろ、刈羽灯台から315°1,000m付近において、機関室内から黒い煙が出て来たので、船長が機関を停止した。
 船長は、操縦席後方の機関室の蓋を開けたところ、黒い煙が大量に噴出して来たので、蓋を閉め、消火器を用意し、蓋を少し開けて主機の方に向けて消火器を噴射した。
 釣り客の1人は、携帯電話で海上保安庁に通報して救助を求めた。
 船長及び釣り客は、操舵室の床や過給機付近の壁面が熱くなっていたので、機関室の蓋を閉めてバケツで海水をかけ続けたところ、機関室から出ていた黒い煙はほぼ収まった。
 釣り客8人は、13時25分ごろ原子力発電所の警戒に当たっていた巡視船の搭載艇によって救助された。
 船長は、本船の鎮火を確認後、親族の船を呼び、本船のえい航を開始したが、親族の船が小さくてオーバーヒート気味になったので、海上保安庁にえい航を依頼し、巡視艇により、本船及び親族の船がえい航され、柏崎港に入港した。
原因  本事故は、本船が柏崎港に向けて帰航中、機関室内の過給機の温度がナイロンの発火点を超えたため、過給機の上方に配管されていたナイロンチューブの油圧管が、過給機の上に溶け落ちて出火したことにより発生した可能性があると考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。