
| 報告書番号 | MI2013-8 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年11月10日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 貨物船新旗山運航不能(機関損傷) |
| 発生場所 | 千葉県銚子市犬吠埼東北東方沖 犬吠埼灯台から真方位068°3.2海里付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年08月30日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか3人が乗り組み、大豆類約1,200tを積載し、犬吠埼東北東方沖を北進中、平成24年11月10日11時50分ごろ主機が異音を発した。 機関長は、機関監視室で当直業務を行っていたが、主機からの異音を聞き、燃料油をC重油からA重油に切り替え、また、軸発から発電補機に切り替えた上、船長に報告するため、甲板上に出て煙突を見たところ、煙突から黒煙を発していることを認めた。 機関長は、船長に状況を報告し、主機のクラッチを切って中立とするように依頼したのち、機関室において主機を停止した。 本船は、機関長が主機の点検を行ったところ、4番シリンダの給気管に焼けた跡が認められた。 機関長は、4番シリンダの吸気弁を抜き出したところ、吸気弁の弁傘部に欠損を認めたため、予備の吸気弁と取り替えて主機を再始動したが、アイドリング回転では運転できたものの、クラッチを入れれば、黒煙を発したため、4番シリンダの排気弁及び全シリンダの燃料弁を取り替えて試運転を行ったが、状況は変わらなかった。 船長は、自力航行が不可能と判断し、海上保安庁に連絡するとともに、タグボートを要請した。 本船は、来援したタグボートにえい航され、11日01時30分ごろ茨城県鹿島港全農サイロ外航船桟橋に着桟した。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が犬吠埼東北東方沖を北進中、主機4番シリンダの吸気弁の弁傘部が欠損したため、欠損した破片が過給機に入り込んで過給機のノズルリング及びタービン翼を損傷したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。