JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-8
発生年月日 2013年01月16日
事故等種類 火災
事故等名 漁船新漁丸火災
発生場所 大分県大分市関埼北西方沖 大分県杵築市所在の臼石鼻灯台から真方位120°5.6海里付近
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年08月30日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、平成25年1月16日06時00分ごろ杵築市納屋漁港を関埼北西方沖の漁場に向けて出港し、06時30分ごろ、船長が、機関室からの異臭に気付いたが、主機動力取出軸によって駆動されるベルトがスリップしたときも異臭がするので、今回もその臭いと思い、漁場に至ってえい網中に点検することとした。
 船長は、納屋漁港出港前に主機の潤滑油量等を点検したが、その際、機関室内に異常を認めなかった。
 船長は、06時50分ごろ関埼北西方沖の漁場に至って底引き網を投下したのち、約2ノットの速力でえい網を開始し、07時15分ごろ、機関室内を点検しようとして操舵室後方の甲板に設けられた機関室入口の蓋を開けたところ、室内に炎は見えなかったものの、白煙が充満しており、自動消火器を機関室入口から投げ入れたのち、主機を停止した。
 船長は、持運び式消火器及びバッテリー電源の海水ポンプを使用して消火に努めたが、前記の機関室入口から黒煙が噴き出して来たので、火災状況を確認しようとして操舵室の床に設けられた機関室入口の蓋を開けたところ、炎が噴き出して天井等に燃え移り、操舵室から退避した。
 本船は、付近で操業中の僚船が本船の火災に気付いて来援し、消火器や放水による消火活動が行われ、08時10分ごろ鎮火した。
 本船は、僚船にえい航されて納屋漁港に入港したが、操舵室及び機関室の焼損が激しいので、廃船処分された。
原因  本事故は、本船が、関埼北西方沖をえい網中、機関室から出火したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。