JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-8
発生年月日 2012年04月13日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 漁船大生丸衝突(消波ブロック)
発生場所 愛媛県伊予市郡中港北防波堤 郡中港西防波堤灯台から真方位120°160m付近
管轄部署 広島事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年08月30日
概要  本船は、船長ほか1人が乗り組み、郡中港の北西方沖5海里(M)付近の漁場でさわら流し網漁の操業を終え、船長が、帰航するため、郡中港西防波堤灯台(以下「赤灯台」という。)の灯光(赤光)に向け、約15ノット(kn)の対地速力とし、操舵室の左舷側にある椅子に腰を掛けて手動操舵で南東進した。
 船長は、赤灯台の奥側の郡中港北防波堤西端付近の簡易標識灯(緑光)(以下「緑標識灯」という。)が左舷船首方にたまに見えていたので、いつもの針路で帰航していると思い、本事故発生の約2分前、赤灯台へ約600mに接近した頃、速力を約12knに減じた。
 船長は、右舷側に赤灯台を見て通過中、左舷船首方に緑標識灯の灯光が見えて来るものと思い、左舷船首方の緑標識灯の灯光を探すことに意識を集中していたところ、突然、右舷船首方に緑標識灯の灯光を視認したが、どうすることもできず、平成24年4月13日00時00分ごろ、本船は、郡中港北防波堤の外側に敷設された消波ブロックに衝突した。
 本船は、船長が、損傷状況を確認したところ、船首部の破口が大きいので、僚船の救援を待って離礁した方が良いと思い、間もなく帰港して来た僚船に横抱きされて入航中、浸水が激しくなって沈没し、燃料の軽油約150ℓが流失したが、漁業協同組合関係者等によって防除作業が行われた。
 本船は、郡中港に上架されたが、後日、廃船処理された。
原因  本事故は、夜間、本船が、郡中港北西方沖を赤灯台に向けて南東進中、船長が、いつもの針路で帰航していると思い、左舷船首方に見えて来ると思っていた緑標識灯の灯光を探すことに意識を集中し、レーダー及びGPSプロッターで船位を確認していなかったため、同港北防波堤の消波ブロックに衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。