JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2013-7
発生年月日 2012年04月21日
事故等種類 乗揚
事故等名 貨物船HAO FAN3乗揚
発生場所 境港 鳥取県境港市所在の境港防波堤灯台から真方位275°1,250m付近
管轄部署 広島事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 1600~3000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年07月26日
概要  本船は、船長ほか12人(中華人民共和国籍11人、ミャンマー連邦共和国籍1人)が乗り組み、木材パルプ約2,313tを積み、船首約3.4m、船尾約4.1mの喫水で境港外港岸壁において、離岸作業を行い、係船索を解らんし、入港時に4節伸出していた右舷錨鎖を巻き込みながら、離岸を開始した。
 船長は、左舷側から南寄りの強風が吹く中、機関を微速力前進とし、岸壁前の水路内で右回頭を始めたところ、海中に投棄された漁網やロープが揚錨中の錨鎖に絡み、錨鎖の巻き込みを続行できなくなったので、船首配置の乗組員に錨鎖から漁網を切り落とさせたり、外させたりしながら、少しずつ錨鎖を巻き込ませた。
 本船は、水路中央付近で機関を停止したところ、船首を北西に向けた状態で風及び東流の潮流に航路外まで圧流されたので、機関を使用して態勢を立て直そうとしたが、平成24年4月21日18時43分ごろ境港外港岸壁の対岸の浅瀬に乗り揚げた。
 本船は、翌22日00時37分ごろ引船に引かれて離礁した。
原因  本事故は、本船が、境港外港岸壁において、陸側からの風及び約1knの東流の潮流を受けて離岸作業中、入港時に使用した右舷錨鎖を巻き込みながら、岸壁前の水路内で回頭する際、投棄された漁網やロープが錨鎖に絡み、連続して錨鎖を巻き込むことができなくなったため、風潮流に圧流され、対岸の浅瀬に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。