JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-6
発生年月日 2012年08月15日
事故等種類 火災
事故等名 モーターボートとんこ火災
発生場所 大阪府泉州港東方沖 泉佐野市所在の阪南港泉佐野A防波堤灯台から真方位273°2,900m付近
管轄部署 神戸事務所
人の死傷
船舶種類 プレジャーボート
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年06月28日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、同乗者13人(大人7人及び子供6人)を乗せ、平成24年8月15日17時30分ごろ和歌山県和歌山市沖ノ島を出航し、船長が、フライングブリッジで操船に当たり、両舷主機を回転数毎分約2,500にかけ、約17ノットの対地速力で大阪府阪南港へ向かった。
 船長は、18時27分ごろ、泉州港東方沖を北東進中、船尾トランサム部に設置された右舷主機の排気管から噴出している黒煙を認め、機関を中立として様子を見ていたところ、間もなく機関室右舷ハッチの隙間からも煙が漏れ出てきたので、フライングブリッジから降り、同乗者を船首甲板へ避難させるとともに、18時32分ごろ118番通報した。
 船長は、同乗者2人と共にクーラーボックスで海水を汲み上げて消火を試みたものの、機関室前端隔壁の中央部に設けられた点検口から火炎が噴き出し、操舵室左舷後部に置かれた本船のボートカバー等に燃え広がってきたので、消火を諦めて船首甲板へ避難した。
 船長は、危険を感じて海に飛び込んでいた同乗者4人(大人3人及び子供1人)が巡視艇に救助されたのち、船首甲板に避難していた同乗者9人と共に巡視艇に移乗し、本船は、巡視艇の消火作業により、19時08分ごろ鎮火した。
 船長ほか同乗者13人は、巡視艇により泉州港関西国際空港海上アクセス基地に運ばれ、同基地に到着後、船酔いによる体調不良を訴えていた同乗者1人が病院へ搬送された。
 本船は、後着した他の巡視艇により、関西国際空港海上アクセス基地へえい航され、後日、廃船となった。
原因  本事故は、本船が、泉州港東方沖を北東進中、右舷主機の過給機付近から出火したため、発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。