
| 報告書番号 | MI2013-5 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年12月07日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 漁船第五十七大祐丸運航不能(機関損傷) |
| 発生場所 | 長崎県五島市福江島西方沖 五島市所在の大瀬埼灯台から真方位279°136.7海里付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 20~100t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年05月31日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか4人が乗り組み、福江島西方沖の漁場において、船長が主機をアイドリング運転の回転数毎分(rpm)550から630rpmまで適宜に使用しながら魚群探索中、平成24年12月7日03時30分ごろ、機関長が、上方の船橋と下方の機関室に挟まれた食堂で待機していたとき、「シュッシュッ、シュッシュッ」という異音に気付いた。 機関長は、主機のインジケータ弁から燃焼ガスが漏えいしていると思い、主機の回転数を下げて確認しようとして機関室に向かおうとしたところ、排気管内で異常燃焼が発生したのか、煙突からの火炎の噴出で一瞬周囲が明るくなり、先の異音が「ガチャガチャ」という音に変わったので、03時35分ごろ機側操縦レバーで主機を停止した。 機関長は、会社担当者及び機関整備業者に対し、主機について、クランクケースの両舷及びカムケースを開放して内部を点検したものの、異常がないこと、ターニング及びエアランニングができること、過給機には異常がないこと、3番シリンダのバルブクリアランスが規定の0.3mmを超えて大きくなっていることなどを報告した。 本船は、機関整備業者から主機の運転を中止するように助言され、自力航行を断念し、僚船にえい航され、8日05時50分ごろ、長崎県長崎市長崎港に帰港した。 |
| 原因 | 本インシデントは、夜間、本船が、福江島西方沖の漁場で魚群を探索中、主機3番シリンダのピストンが冠部で割損したため、主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。