
| 報告書番号 | MA2013-5 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年11月12日 |
| 事故等種類 | 火災 |
| 事故等名 | 漁船第二山寿丸火災 |
| 発生場所 | 大分県国東市大分空港南東方沖 大分県杵築市所在の臼石鼻灯台から真方位075°5.9海里付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年05月31日 |
| 概要 | 本船は、船長が1人で乗り組み、大分空港南東方沖を約2ノットの速力でえい網中、船長が、平成24年11月12日22時00分ごろ、船尾甲板上での魚の選別作業を終え、操舵室でテレビを見ながら食事をとり始め、時々、近くに船がいないかと周囲を見るとともにレーダー画面を見ていた。 船長は、操舵室内が霞んできたように思えたので、22時20分ごろ、後方の窓から外を見たところ、船尾甲板に設けられた機関室出入口の蓋の隙間から煙が出ているのを認め、直ちに操縦ハンドルを中立位置とし、操舵室を出てその蓋を開けたところ、炎が噴き出した。 船長は、操舵室に戻って無線で救助を求めようとしたが、気が動転してチャンネルを合わせることができず、携帯電話で自宅に火災が発生したことを知らせた。 船長は、火勢が強いために消火活動ができず、救命浮環を持って船首部に退避したが、救命浮環だけでは不安になり、船首部のたつに固縛している歩み板を持ち出そうとしていたとき、炎で左手に火傷を負い、22時30分ごろ海に飛び込んだ。 船長は、23時15分ごろ本船の火災に気付いて近寄って来た僚船に発見されて救助され、別の僚船に移乗したのち、杵築市美濃崎漁港に送られ、待機していた救急車で病院に搬送された。 本船は、翌13日00時30分ごろ、火災発生場所付近で沈没したが、油の流出はなかった。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、夜間、大分空港南東方沖においてえい網中、機関室から出火したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 負傷:1人(船長) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。