
| 報告書番号 | MA2013-5 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年07月22日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | モーターボート爆酔丸乗揚 |
| 発生場所 | 和歌山県和歌山市田倉埼付近 田倉埼灯台から真方位193°400m付近 |
| 管轄部署 | 神戸事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | プレジャーボート |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年05月31日 |
| 概要 | 本船は、船長が1人で乗り組み、同乗者5人を乗せ、平成24年7月22日15時00分ごろ和歌山市紀ノ川右岸にあるマリーナを出航し、船長は、19時30分ごろから始まる和歌山県和歌山下津港の和歌山区での港まつり花火大会を観覧する予定であり、それまで観光を兼ね、和歌山下津港の海南区で遊走した。 船長は、遊走中、家族から大阪府貝塚市二色の浜公園の海水浴場(以下「二色の浜海水浴場」という。)にいると電話があったので、家族に本船を見せようと思い、予定を変更して関西国際空港沖に向かい、田倉埼西方沖及び和歌山市加太瀬戸を約30ノット(kn)の速力で北北東進したのち、関西国際空港連絡橋を通過して二色の浜海水浴場沖において漂泊した。 船長は、二色の浜海水浴場にいる家族を探して本船を見せたのち、17時00分ごろ同海水浴場沖を発進し、右舷側の操縦席に腰を掛けて手動操舵に当たり、関西国際空港を通過した頃から南西風により波が高くなったので、船体が動揺しないように注意しながら、往路と同様に陸岸から距離を隔てて航行し、約30knの速力で花火大会の会場に向かった。 船長は、加太瀬戸の中央付近を通過したのち、田倉埼西方沖を陸岸から距離を隔てて南南西進していたところ、燃料計を見て燃料が少なくなっていることに気付き、航程を短縮できる田倉埼に接近した針路として燃料を節約しようと思い、田倉埼灯台から240°(真方位、以下同じ。)300m付近に差し掛かったとき、左転して田倉埼寄りを南東進した。 船長は、燃料が少なくなってきたこと、及び花火大会の開始時刻が迫っていたことで気持ちが焦り、周囲が薄暗くなってきたこともあって田倉埼付近に干出浜(岩)が広がっていることに気付かずに航行中、本船は、19時00分ごろ、田倉埼灯台から193°400m付近の岩場にドライブユニット(推進器)が乗り揚げ、同岩場を通過して停止した。 本船は、自力航行ができなくなったので、同乗者が海上保安庁に118番通報するとともにマリーナに事故の発生を連絡した。 船長は、本船が19時10分ごろ田倉埼灯台から182°200m付近に流れ着いたので、同乗者と共に本船をロープで岩場に固定した。 船長及び同乗者5人は、全員が海上保安庁の巡視艇及びヘリコプターに救助され、本船は、作業台船により岩場から引き出され、マリーナに運搬された。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、日没直前の田倉埼沖を南南西進中、船長が、往路と同様に田倉埼から距離を隔てて通過していたところ、燃料が少なくなっていたので、航程を短縮して燃料を節約しようと思い、左転して田倉埼寄りの針路としたため、田倉埼付近の岩場に向けて航行することとなり、同岩場に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。