JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2013-5
発生年月日 2012年10月05日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 漁船隆栄丸運航不能(機関故障)
発生場所 千葉県銚子市犬吠埼東方沖  犬吠埼灯台から真方位081°630海里付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年05月31日
概要  本船は、船長及び機関長ほか7人が乗り組み、まぐろはえ縄漁の目的で北緯37°東経154°付近の漁場に向けて航行中、平成24年10月5日15時30分ごろ部屋で休息中の機関長が排気ガスの臭いに気付いた。
 機関長は、機関室へ急行して点検したが、機関室に排気ガスの滞留はなく、船外に出て煙突を見たところ、煙突から白煙が出ていた。
 機関長は、船長に報告し、排気温度計を見たところ、通常より排気温度が上昇していることを認めたため、回転数を減じてアイドリング回転とし、再度、主機の点検を行ったところ、潤滑油量の増加を認めた。
 本船は、16時35分ごろ、機関長が潤滑油を取り替えて主機を始動し、クラッチを切った状態で回転数を上げたが、通常回転数まで上昇せず、また、クラッチを前進側に入れたところ、回転数が大きく低下し、燃料ハンドルを増速方向に上げても回転数が上昇せず、運航不能となった。
 本船は、修理会社に連絡し、指示に従って点検したが、状況は変わらなかったため、海上保安庁に救助を要請するとともに、タグボートを手配した。
 本船は、来援した巡視船にえい航され、途中で本船が手配したタグボートに引き継がれて宮城県仙台塩釜港の塩釜地区に入港した。
原因  本インシデントは、本船が、犬吠埼東方沖を漁場に向けて航行中、主機全シリンダの燃料弁のノズルチップが固着したため、燃焼不良を起こしたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。