JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-5
発生年月日 2012年06月26日
事故等種類 死傷等
事故等名 漁船第八山口丸乗組員死亡
発生場所 静岡県熱海市熱海サンビーチ沖  熱海市所在の熱海港防波堤灯台から真方位136°200m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年05月31日
概要  本船は、船長ほか甲板員(妻)1人が乗り組み、カワハギの刺し網を揚収する目的で熱海市横磯漁港を出港し、平成24年6月26日05時10分ごろ熱海サンビーチ沖の漁場に到着した。
 船長は、機関室囲壁天蓋に船首向きに腰を掛け、本船のプロペラに刺し網を巻き込まないよう操縦棒により操縦し、甲板員が、船首部の両舷の舷縁材の間に架けられた角材の中央に船尾向きに腰を掛け、左舷端に設けられたネットホーラドラム(以下「ドラム」という。)に刺し網を掛けて揚網作業に当たっていた。
 船長は、網を揚げ始めて1時間ほど経過した06時10分ごろ、網に掛かった魚を外そうと思い、下を向いて鉤を取って視線をあげたところ、甲板員が、頭から網に覆われ宙づりの状態でドラムに巻き込まれていた。
 船長は、慌てて甲板員に掛かった網を破ろうとしたが破れず、ドラムが、逆転(網を繰り出す方向へ回転)していたため、甲板員と共に海へ落ちそうになったことから、機関室内にあるネットホーラのブレーカーを切り、包丁で網を切断して甲板員を救助したが、甲板員に意識はなく、急いで横磯漁港に戻った。
 甲板員は、病院に搬送され、08時06分ごろ死亡が確認され、死因は、第三胸脊髄損傷(断絶)と診断された。
原因  本事故は、本船が熱海サンビーチ沖の漁場で刺し網を揚網作業中、甲板員が逆転していたドラムに体を巻き込まれたため、発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(甲板員)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。