JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2013-4
発生年月日 2012年07月14日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 旅客船おおわだ2運航不能(燃料供給不能)
発生場所 京浜港横浜第5区金沢木材ふ頭東北東方沖  神奈川県横浜市所在の横浜金沢木材ふ頭東防波堤灯台から真方位083°1.4海里付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 旅客船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年04月26日
概要  本船は、船長及び機関長ほか2人が乗り組み、横浜市みなとみらい地区のぷかり桟橋において、船舶所有者の社員3人及び乗客18人(大人15人、小人2人、幼児1人)を乗せ、平成24年7月14日10時30分ごろぷかり桟橋を出発して横浜市八景島シーパラダイスに向かった。
 本船は、両舷主機を回転数毎分(rpm)約1,600とし、約13~14ノットで横浜市本牧ふ頭東方沖を航行中、10時45分ごろ右舷主機の回転計の針が振れ始めて右舷主機が停止した。
 本船は、左舷主機を約1,000rpmに下げて低速で航行を継続したが、金沢木材ふ頭東北東方沖を航行中、11時20分ごろ左舷主機の回転計の針が振れ出して左舷主機が停止した。
 機関長は、燃料系統を点検したところ、燃料油重力タンクが空になっており、2号燃料移送ポンプが燃料移送不能となっていることを認め、1号燃料移送ポンプに切り替えたものの送油できなかった。
 船長は、運航管理者に報告し、運航管理者が海上保安庁に通報するとともに、タグボートを手配した。
 本船は、11時35分ごろ発電機も停止して船内の給電が断たれたが、海上保安庁の警戒艇による警戒下、来援したタグボートにえい航されて八景島シーパラダイスに着桟した。
原因  本インシデントは、本船が、ぷかり桟橋を出発して八景島シーパラダイスに向けて航行中、燃料移送ポンプによって燃料油重力タンクへ燃料を移送できなくなったこと、及び燃料油重力タンクの油面低下警報装置が作動しなかったため、燃料油重力タンクが空になって燃料を主機に供給できなくなり、本牧ふ頭東方沖で右舷主機が、金沢木材ふ頭東北東方沖で左舷主機がそれぞれ停止したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。