JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-4
発生年月日 2011年12月01日
事故等種類 衝突(単)
事故等名 貨物船POLARIS MELODY衝突(防波堤)
発生場所 秋田県秋田市秋田船川港秋田区南防波堤 秋田市所在の秋田旧南防波堤灯台から真方位304°1.1海里付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 10000~30000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年04月26日
概要  本船は、船長ほか19人(大韓民国籍3人、フィリピン共和国籍16人)が乗り組み、平成23年12月1日19時25分水先人A及び水先人Bが乗船し、左舷船首、左舷船尾にタグボートを各1隻取り、船首約8.8m、船尾約9.6mの喫水をもって、19時50分秋田船川港秋田区外港1号岸壁を離岸して香川県直島港に向かった。
 水先人Aは、水先人Bを補佐に就け、タグボートを放し、タグボート1隻が港内の基地に向かい、他の1隻が水先人の下船のために本船の右舷方を伴走した。
水先人Aは、20時02分から05分まで速力を上げながら港口に向かい、20時05分ごろ295°(真方位、以下同じ。)の針路、速力約6.3ノット(kn)(対地速力、以下同じ。)で北防波堤突端手前に差し掛かり、針路300°を指示し、予定針路315°に向けて徐々に変針することとした。
 本船は、少しずつ右転し、針路が310°になったところ、舵角指示器が左舵一杯を示して操舵機が作動しなくなり、南防波堤に向かって左回頭を始めた。
 水先人Aは、舵角指示器が左舵一杯を示しているのを見て右舵一杯を指示したが、三等航海士から舵が効かない旨の報告を受け、直ちにノンフォローアップ操舵による緊急操舵を試みたものの操舵できず、機関停止、全速力後進を指示したが、本船は、左回頭を続け、20時11分ごろ約2knの速力で船首部が南防波堤北西部に衝突した。
 本船は、水先人Aが基地に向かっていたタグボートを戻らせ、2隻のタグボートにより水路中央に移動した。
 水先人Aは、船長から操舵機が復旧した旨の報告及び港外まで本船を移動させる依頼を受け、港外の錨地まで水先を行い、水先人Bと共に錨地で下船した。
原因  本事故は、夜間、本船が、秋田船川港秋田区を港口に向けて西北西進し、南防波堤と北防波堤突端との間に差し掛かり、水先人Aが予定針路に向けて右転中、操舵機が左舵一杯を取った状態で作動しなくなったため、左回頭して南防波堤に衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。