JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-3
発生年月日 2012年05月19日
事故等種類 施設等損傷
事故等名 漁船第十七闓幸定置網損傷
発生場所 長崎県平戸市平戸島ハナグリ鼻北方沖  平戸市所在の肥前横島灯台から真方位206°1,800m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年03月29日
概要  本船は、船長及び甲板員が乗り組み、平成24年5月19日02時00分ごろ長崎県佐世保市宇久島西方約6海里(M)の漁場を発進し、長崎県松浦市調川港に向かった。
 船長は、03時30分ごろ、平戸市所在の生月大橋南西方約2~3Mで甲板員に操船を任せて操舵室後部の寝台で休息し、本船は、生月大橋を通過後、平戸島北方沖に向けて対地速力約8ノットで遠隔操縦リモコンの自動操舵により北東進した。
 甲板員は、背もたれのある操縦席に座って平戸島北部の薄香湾西方沖を航行中、眠気を感じたが、同じ姿勢で航行を続けた。
 甲板員は、平戸島北部のハナグリ鼻北西方沖において、遠隔操縦リモコンのスイッチを自動から手動に切り替え、ダイヤルを少しずつ回しながら右転を開始したが、ダイヤルを戻さずに居眠りに陥り、本船は、04時47分ごろ同鼻北方沖の定置網に進入した。
 甲板員は、衝撃で目を覚まし、また、機関を後進にかけた際、船長も目を覚まし、薄暗い中、定置網の状況を見たところ、何事もないように見え、本船も航行に支障はなかったことから、調川港に向かった。
 船長及び甲板員は、定置網に損傷があったことを知らずに操業を続けていたが、5月22日、海上保安庁からの連絡を受けて本事故のことを知り、事後の対応を行った。
原因  本事故は、夜間、本船が、平戸島北部のハナグリ鼻北方沖を北東進していた際、単独で船橋当直中の甲板員が、遠隔操縦リモコンのスイッチを自動から手動に切り替え、ダイヤルを回して右転したものの、ダイヤルを戻さずに居眠りに陥ったため、右転しながら同鼻北方沖の定置網に向けて航行し、同定置網に進入したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。