
| 報告書番号 | MA2013-3 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年06月20日 |
| 事故等種類 | 死傷等 |
| 事故等名 | 貨物船豊昌丸乗組員負傷 |
| 発生場所 | 千葉県千葉市JFEスチール株式会社東日本製鉄所千葉地区西方沖 千葉市所在の千葉港稲毛海浜公園A導流堤灯台から真方位165°1.7海里付近 |
| 管轄部署 | 横浜事務所 |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 船舶種類 | 貨物船 |
| 総トン数 | 200~500t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年03月29日 |
| 概要 | 本船は、船長及び一等航海士ほか2人が乗り組み、台風4号の強風と高波から避難するため、平成24年6月19日15時40分ごろ千葉港JFEスチール株式会社東日本製鉄所千葉地区西方沖700m付近に錨鎖7節で錨泊した。 本船は、23時ごろから更に風波が増してきたことから、船長が、主機を準備するよう機関長に指示を行い、主機のクラッチを中立状態で運転していたところ、他船の走錨を認めたため、錨泊場所を変更することとし、船長を操舵室に、一等航海士及び二等航海士を船首部に、機関長を船尾部にそれぞれ配置して20日00時40分ごろから抜錨を開始した。 本船は、一等航海士が船首中央よりやや左舷寄りの位置で錨鎖の状況を見ながら揚錨機を操作する二等航海士に指示して揚錨中、00時45分ごろ、突然、高起した波が船首から打ち込み、一等航海士が、打ち込んだ波に叩かれるとともに、足をすくわれて左足を船体に強打した。 船長は、海上保安庁に救助を要請するとともに、船舶所有者に報告した。 一等航海士は、船舶所有者が手配したタグボートに移乗し、岸壁で待機していた救急車で病院に搬送され、左大腿骨転子下・骨幹部骨左脛骨開放性粉砕骨折で全治3か月以上の加療を要する見込みと診断された。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、本船が、千葉港JFEスチール株式会社東日本製鉄所千葉地区西方沖において、台風避難で錨泊中、他船の走錨を認めたので錨泊場所を変更する目的で揚錨していたところ、波が船首側から打ち込み、揚錨作業中の一等航海士が打ち込んだ波に足をすくわれたため、左足が船体に当たって負傷したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 負傷:1人(一等航海士) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。