JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-2
発生年月日 2012年10月25日
事故等種類 死傷等
事故等名 漁船清龍丸乗組員死亡
発生場所 長崎県川棚町葉島西方沖
管轄部署 長崎事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年02月22日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、平成24年10月25日17時40分ごろ川棚町惣津漁港を出港したのち、葉島西方沖の漁場で小型底びき網の操業を開始した。
 僚船は、操業している本船を何度か視認していたところ、21時00分ごろ後方から本船が接近してきたので、ライトで照らして注意喚起したものの、本船からの反応がなく、僚船の引き綱が本船のプロペラに巻き込まれ、負荷が掛かって機関が停止した。
 僚船船長は、本船の左舷に僚船の右舷を横着けしたところ、本船に人影がなく、船長が落水したのかと思ったが、本船の操縦台左舷側下方に設置されていた引き綱巻上げ用ローラー(以下「引き綱ローラー」という。)に仰向けで頭から巻き込まれていた船長を発見し、呼び掛けたが応答しないので、船舶販売修理業者経由で川棚漁業協同組合に救助船を要請した。
 本船は、来援した救助船により、えい網中であった漁網を切り離され、惣津漁港にえい航された。
 船長は、胴体が引き綱ローラーと甲板との間の約20cmの隙間に入っており、頭と両手が同ローラーの船首方に位置して仰向けとなり、右脚を船尾方に投げ出し、左脚がくの字に曲がり、左大腿付根部が同ローラーの右側の円形抑えと甲板との約5cmの隙間に食い込んでいたので、来援した消防署救急隊員により、円形抑えの一部と左脚に巻き付いていた引き綱とが切断されて救助され、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
 船長の死因は、縊死と検案された。
原因  本事故は、夜間、本船が、葉島西方沖で小型底びき網のえい網中、船長が引き綱ローラーに巻き込まれたため、発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。