JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2013-2
発生年月日 2012年04月10日
事故等種類 転覆
事故等名 漁船天山転覆
発生場所 佐賀県佐賀市広江漁港南方沖  佐賀市所在の広江港口灯台から真方位194°7,200m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2013年02月22日
概要  本船は、船長ほか甲板員2人が乗り組み、広江漁港南東方沖の海苔養殖場で海苔養殖用支柱(以下「支柱」という。)の撤去作業を終え、平成24年4月10日10時40分ごろ広江漁港に向けて帰途についた。
 本船には、長さ12mの支柱60本が左舷に、長さ11mの支柱約290本が船のバランスを考えて両舷にそれぞれ積まれていた。
 本船は、海苔養殖場の作業区画を発進後、約8ノットの対地速力で北西進し、広江漁港南方沖から同漁港に向かう水路に入ろうとして右転を開始したところ、船体が左舷に大きく傾き、船体中央左舷甲板に設けられた排水口から海水が流入して傾きが戻らず、11時00分ごろ船首が水路に向いたときに転覆した。
 船長は、転覆した本船の船内に閉じ込められ、甲板員2人は、海に転落した。
 甲板員2人は、船底に上がっていたところ、後続の僚船に救助され、船長は、通報を受けて出動した海上保安庁の機動救難士に救助され、病院に搬送されて低体温症等と診断された。
原因  本事故は、本船が、広江漁港南方沖を同漁港に向けて航行中、支柱を左舷に偏って積んでいたため、右転した際、船体が左舷に傾き、左舷排水口から海水が流入して排水されず、左舷側に転覆したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 負傷:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。