JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-12
発生年月日 2011年11月26日
事故等種類 乗揚
事故等名 遊漁船石鯛丸乗揚
発生場所 熊本県天草市下須島南方沖の浅瀬  天草市所在の砂月港出の串防波堤灯台から真方位200°3,400m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 遊漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年12月21日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、釣り客16人を乗せ、平成23年11月26日05時30分ごろ、天草市牛深漁港を出港し、下須島周辺の瀬渡し場所へ向かった。
 本船は、船長が、下須島西方沖の平瀬に釣り客2人を降ろしたのち、同島南方沖の二子瀬に釣り客2人を降ろすため、約15ノットの対地速力で手動操舵により南東進した。
 船長は、平瀬で釣り客を降ろしたのち、周囲に他船を認めなかったので、GPSプロッターの画面を注視しながら航行し、本船が、二子瀬付近まで約100mに来たと思ってGPSプロッターの電源を切り、前方の島等の目標物を探したが、目が暗闇に慣れず、目標物が見えない状態で航行し、05時50分ごろ二子瀬の西方の浅瀬に乗り揚げた。
 本船は、船長が、釣り客に負傷の有無を確認したのち、船体の損傷を確認したところ、機関室への浸水が認められたため、同業者の船に連絡を取り、釣り客は同船に移乗させて牛深漁港へ搬送され、本船も、同業者の船により浅瀬から引き下ろされ、牛深漁港の造船所へえい航された。
 また、搬送された釣り客中、5人が身体の打撲を訴えたので、救急車で病院へ搬送したところ、5人共に打撲傷や擦過傷などであった。
原因  本事故は、夜間、本船が、下須島南西方沖を同島南方沖の二子瀬に向けて南東進中、船長が、GPSプロッターの画面を見ながら操船しており、二子瀬付近が近くなったので、GPSプロッターの電源を切って前方の島等の目標物を目視で探したが、暗闇に目が慣れず、目標物が視認できない状態で航行したため、二子瀬西方の浅瀬に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 負傷:5人(釣り客)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。