
| 報告書番号 | MA2012-12 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年02月28日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | 貨物船第二オーナミ貨物船千代丸衝突 |
| 発生場所 | 大分県杵築市臼石鼻南西方沖 臼石鼻灯台から真方位213°1.8海里付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 貨物船:貨物船 |
| 総トン数 | 100~200t未満:100~200t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年12月21日 |
| 概要 | A船は、船長Aほか3人が乗り組み、空船の船首約1.7m船尾約2.8mの喫水で大分県大分市大分港での荷役待機のため、平成24年2月28日01時30分ごろ、臼石鼻南西方沖において右舷錨を投下して錨鎖3節(75m)を伸出し、機関を停止して錨泊した。 船長Aは、20時00分ごろから単独で守錨当直に就き、船首部及び船尾部に白色全周灯各1個を、船尾船橋付近に作業灯をそれぞれ点灯し、約10m/sの北東風及び波高約0.5~1.0mの波がある状況下、目視及び0.25Mレンジとしたレーダーにより周囲の見張りを行って錨泊を続けた。 船長Aは、22時15分ごろ船首が北東方に向いていたとき、南西方0.5M付近にB船の灯火を視認した。 船長Aは、22時30分ごろ風勢が増して波高が高くなり、船体動揺が激しくなったので、錨鎖を伸ばそうか、機関を始動しようかと考えていたところ、22時35分ごろ、A船が走錨してB船に向かって圧流されていることに気付き、衝突直前に機関がかかったが何もできず、22時45分ごろ臼石鼻灯台から真方位213°1.8M付近において、A船の左舷船尾部とB船の右舷船首部とが衝突した。 B船は、船長Bほか3人が乗り組み、スクラップ約650tを積載し、船首約2.7m船尾約3.6mの喫水で大分港での荷役待機のため、16時00分ごろ、臼石鼻南西方沖において右舷錨を投下して錨鎖5節(125m)を伸出し、機関を停止して錨泊した。 船長Bは、錨泊を開始したとき、目視及び3Mレンジとしたレーダーにより北東方0.5M付近にA船の灯火及びレーダー映像を認めた。 船長Bは、20時00分ごろから単独で守錨当直に就き、船首部及び船尾部に白色全周灯各1個を、船尾船橋付近に作業灯をそれぞれ点灯し、船首が北東方を向いた状態で錨泊中、22時00分ごろ目視及びレーダーにより周囲の錨泊船との位置関係に変化がないことを確認後、約10m/sの北東風及び波高約0.5~1.0mの波がある状況であったが、錨鎖5節を伸出しているので走錨することはないものと思い、降橋して自室において書類の整理作業を行った。 船長Bは、書類の整理作業中、船体に衝撃を感じ、急いで昇橋したところ、A船とB船とが衝突したことを知った。 A船及びB船は、共に船舶所有者等に連絡したのち、両船共に自力で大分港に入港した。 |
| 原因 | 本事故は、夜間、A船及びB船が臼石鼻南西方沖において共に単錨泊中、A船が、走錨したため、風下のB船に向かって圧流され、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。