
| 報告書番号 | MI2012-11 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年06月08日 |
| 事故等種類 | 運航不能(航行設備故障) |
| 事故等名 | 漁船第二十三大栄丸運航不能(機関損傷) |
| 発生場所 | 長崎県平戸市平戸島西方沖 平戸市所在の早福港沖防波堤北灯台から真方位302°2,400m付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船 |
| 総トン数 | 100~200t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年11月30日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか19人が乗り組み、平成24年6月2日平戸市館浦漁港に帰港した。 本船は、機関部乗組員が船内で応急修理をした‘主機潤滑油主管’(以下「主管」という。)を3日に取り外して機関整備会社にカラーチェックによる亀裂点検及び修理を依頼した。 本船は、主機潤滑油系統へのごみ侵入防止のため、主管から7個の主軸受に枝分かれして潤滑油が流入する主機側の各入口枝管にウエスを詰めていた。 本船は、機関部乗組員が5日に機関整備会社が修理した主管を受け取り、主管を主機に取り付けて復旧した。機関部乗組員は、主管を復旧する際、入口枝管のウエスを全て取り除いたと思っていた。 本船は、8日04時30分ごろ館浦漁港を出港し、主機を回転数毎分(rpm)約500として約40分間航行したのち、航海速力の約560rpmまで増速したが、05時20分ごろ機関長が、機関音の異常に気付き、機関室内に白煙が充満していたので、主機を停止した。 機関長は、主機を点検したところ、ターニングができず、1番シリンダのジャケット部からクランク室への漏水を認めたので、救助を依頼し、本船は、来援した僚船にえい航されて長崎県長崎市長崎港に入港し、修理のために造船所へ入渠した。 |
| 原因 | 本インシデントは、夜間、本船が、館浦漁港から漁場へ向けて航行中、同漁港停泊中に主管を修理した際、1番主軸受の入口枝管にウエスが残った状態で主機が復旧されたため、増速による主機の熱負荷の増大に伴い、1番シリンダの潤滑油供給量がウエスにより不足し、ピストン及びライナが過熱して焼き付き、主機の運転ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。