
| 報告書番号 | MA2012-11 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年07月04日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | 漁船福吉丸漁船政代丸衝突 |
| 発生場所 | 熊本県天草市牛深港北東部の久玉浦 牛深港大池田防波堤灯台から真方位015°500m付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 漁船:漁船 |
| 総トン数 | 5~20t未満:5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年11月30日 |
| 概要 | A船は、船長Aほか1人が乗り組み、久玉浦南東部の養殖場(以下「本件養殖場」という。)から久玉浦北部の船だまり(以下「本件船だまり」という。)へ向けて航行中、船長Aが、本件養殖場を出て右舷側の浅瀬から離すために左転した後、平成24年7月4日14時56分ごろ本件船だまりに係留中の大型船へ向くように右転して針路を定め、約3.5ノットの速力で手動操舵により北北西進した。 船長Aは、針路を定めたとき、本件養殖場と本件船だまりの間に他船を認めなかったので、前路に航行の支障となる船舶はいないと思い、前日から気になっていた機関室のビルジの状況を見ることとした。 A船は、船長Aが、舵輪下方の機関室囲壁の引き戸を開けてビルジの状況を見ていたところ、前部甲板に座っていた甲板員が大声を上げたので、船首方至近のB船に気付き、機関を後進にかけたが、14時57分ごろ、久玉浦において、A船の船首部とB船の左舷船尾部とが衝突した。 B船は、船長Bが1人で乗り組み、本件養殖場内の養殖筏に係留して釣りを行った後、14時30分ごろ本件養殖場北端の北西方約200m付近に移動して機関を止め、船首を北西方に向けて漂泊し、船長Bが、左舷中央部に座り、左舷前方を向いた姿勢で手釣りを始めた。 船長Bは、釣りに夢中になっており、衝突の約10秒前、機関音が聞こえたので振り向いたところ、左舷船尾方に接近したA船を視認し、立ち上がって両手を振り、大声で叫んだが、両船が衝突した。 B船は、衝突の衝撃で右舷側に転覆し、船長Bが、落水したが、A船に救助された。 B船は、転覆した状態でA船に横抱きされて本件船だまりに帰航し、A船の僚船のクレーンで復原された。 |
| 原因 | 本事故は、久玉浦において、A船が北北西進中、B船が漂泊して釣り中、両船船長が見張りを行っていなかったため、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。