JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MI2012-10
発生年月日 2012年03月15日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 貨物船鹿児島エキスプレス運航不能(機関損傷)
発生場所 茨城県鹿島港東方沖  茨城県神栖市所在の鹿島港南防波堤灯台から真方位140°1.4海里付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 200~500t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年10月26日
概要  本船は、船長及び機関長ほか3人が乗り組み、浦賀水道を南進中、平成24年3月12日19時00分ごろ主機2番シリンダの吸気弁付近から異音が発生した。
 本船は、自力航行して千葉県館山市館山港に錨泊し、主機の点検を行って2番シリンダの吸気弁を取り替えたものの状況は変わらず、機関メーカーを手配して京浜港東京区有明ふ頭で修理を行うこととした。
 本船は、13日13時05分ごろ有明ふ頭に着岸し、機関メーカーによる主機の点検を行い、2番シリンダの吸気弁及び排気弁、プッシュロッド、燃料弁などを取り替えたが状況に変化はなかったものの、翌14日16時30分ごろ有明ふ頭を出港して鹿島港に向かい、15日06時10分ごろ鹿島港外に着いて錨泊した。
 本船は、着岸するために08時30分ごろ主機を始動したが、異音が更に大きくなったため、積荷を断念して京浜港に戻ることとし、鹿島港東方沖を南南東進中、09時10分ごろ主機が停止した。
 本船は、船舶所有者が手配したタグボートにより、館山港にえい航された。
原因  本インシデントは、本船が鹿島港東方沖を南南東進中、主機が2番シリンダのピストンクラウンとピストンスカートが離れた状態で運転されていたため、排気弁がピストンクラウンに叩かれ、プッシュロッドが曲損して主機が停止したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。