JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-10
発生年月日 2012年06月13日
事故等種類 転覆
事故等名 押船ながさき転覆
発生場所 神奈川県横浜市本牧海づり施設の東方沖  横浜市所在の横浜港シンボルタワーから真方位149°1,900m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 引船・押船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年10月26日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、横浜市鶴見区安善町の係船地に向け、約6ノットの速力で本牧海づり施設の東方沖を右舷約45°前方より風及び波を受けながら北進していた。
 船長は、平成24年6月13日06時12分ごろ、突然、船体が、左舷側へ約25°傾き始めたため、引き返そうか京浜港横浜第2区に入ろうかと思案しながら、本船を減速させて様子を見ていた。
 船長は、本船の左舷機が故障しており、右舷機のみで航行していたことから、右に当て舵をしていたが、京浜港横浜第2区に入港するために舵を中央に戻し、本船が、ゆるやか左旋回をし始めた頃、更に船体の傾きが増して06時15分ごろ左舷側へ転覆した。
 船長は、本船が転覆したとき、救命胴衣を着用した状態で海に投げ出され漂流していたところ、06時20分ごろ本船付近を航行していたタグボートに救助され、海上保安庁に通報してもらった。
 本船は、転覆した状態でしばらく漂流していたが、07時57分ごろ本牧海づり施設東南沖で沈没した。
原因  本事故は、本船が、本件積付け状態で本牧海づり施設の東方沖を北進中、右舷ブルワーク越しに海水が甲板に流入して復原力が減少した状況において、京浜港横浜第2区に針路を向けたため、右舷正横寄りから風と波を受けるようになり、左傾斜が増大して転覆したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。