
| 報告書番号 | MI2012-9 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年04月18日 |
| 事故等種類 | 運航阻害 |
| 事故等名 | 旅客船OCEAN ROSE運航阻害 |
| 発生場所 | 長崎県長崎市長崎港西方沖 長崎市所在の伊王島灯台から真方位256°20.4海里付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 旅客船 |
| 総トン数 | 30000t以上 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年09月28日 |
| 概要 | 本船は、船長及び機関長ほか21人が乗り組み、旅客79人を乗せ、長崎港から中華人民共和国上海に向かっていたところ、平成24年4月18日19時10分ごろ、長崎港西方沖において、左舷主機5番シリンダで燃焼ガスがブローバイ(クランクケース内に吹き抜ける状況)してクランクケース安全弁が脱落し、潤滑油が飛び散り、機関室内に白煙が充満したので、左舷主機を停止して右舷主機のみで長崎港に帰港した。 本船は、帰港後、旅客79人のうち、旅行をキャンセルした18人以外の61人を手配した飛行機に振り替えて輸送したのち、修理のために造船所に入渠した。 本船は、本インシデント後、機関製造会社の技術員が立ち会い、左舷主機5番シリンダの開放整備を実施したのち、試運転において、運転状態が悪いことから、両舷主機を開放点検したところ、ピストンリングが焼損しており、各リングの型式を確認できなかった左舷主機の5番、6番及び7番シリンダを除いた他のシリンダのピストンは、最上部のリング溝から4番、3番、2番及び1番リングと正規とは逆の順にピストンリングが装着されていたことが判明したので、全ピストンリングを交換した。 |
| 原因 | 本インシデントは、本船が、長崎港西方沖を上海に向けて航行中、以前に両舷主機の開放整備が実施された際、ピストンリングが適切なリング溝に装着されずに両舷主機が復旧されていたため、左舷主機の5番シリンダで燃焼ガスがブローバイし、同主機の運転の継続ができなくなったことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。