JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-9
発生年月日 2012年02月21日
事故等種類 死傷等
事故等名 貨物船愛宕丸乗組員死亡
発生場所 熊本県長洲町名石浜泊地  長洲町所在の長洲港北防波堤灯台から真方位129°2,320m付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 貨物船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年09月28日
概要  本船は、船長及び機関長ほか1人が乗り組み、平成24年2月20日18時30分ごろ名石浜泊地に錨泊し、22日午後の厚板鋼板約413tの揚荷役に備えた。
 船長は、21日17時10分ごろ船橋左舷船尾の海図台上に備え付けた座椅子に座って携帯電話を使用していたとき、船橋に置いている‘特定小電力トランシーバー’(以下「トランシーバー」という。)で「あっ」という機関長の声を聞いたことから、異変が発生したものと思い、船内を捜索した。
 船長は、係船索が巻き取られた状態で巻き出し側に回転し続けていた‘船首甲板の左舷側係船索リール’(以下「本件係船索リール」という。)付近の甲板上において、頭を左舷船尾方に向け、両脚を右舷船首方に投げ出し、仰向けで倒れている機関長を発見した。
 機関長は、意識があり、船長の「大丈夫か」の問い掛けに対し、「迷惑掛けてごめん」と返事をしたが、左脚付根から出血しているのが作業ズボン越しに分かる状態であった。
 船長は、救急車の手配を行い、機関を始動し、甲板員と2人で本船を荷揚げ先の岸壁に着岸させた。
 機関長は、救急車により病院に搬送され、緊急手術を受けたものの、平成24年2月23日骨盤骨折に伴う出血性ショックによる死亡が確認された。
原因  本事故は、本船が名石浜泊地に錨泊中、機関長が本件係船索リールを運転中に発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(機関長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。