
| 報告書番号 | MA2012-8 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年05月07日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | 遊覧船ガブリエラ乗揚 |
| 発生場所 | 長崎県佐世保市早岐瀬戸 佐世保市所在の針尾港北防波堤灯台から真方位038°4,000m付近 |
| 管轄部署 | 長崎事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 旅客船 |
| 総トン数 | 5~20t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年08月31日 |
| 概要 | 本船は、船長ほか5人が乗り組み、‘はがきで当選した招待客’(以下「乗客」という。)8人を乗せ、船首及び船尾共に約1.0mの等喫水で早岐瀬戸の中間地点で開催の早岐茶市(以下「イベント」という。)会場からハウステンボス(以下「HTB」という。)に向けて同瀬戸を南進した。 本船は、左舷主機の冷却水高温警報が作動したので、船長が、両舷主機及び補機を停止したのち、各機関のこし器及び冷却水ポンプ(以下「ポンプ」という。)を開放し、吸い込んでいた泥や砂を取り除き、復旧して各部の点検により異常がなかったので、運航を再開した。 本船は、乗客のうち3人が機関の復旧を待たずにイベント会場に戻ることを希望したので、連絡により来援した船に移乗させ、乗客5人を乗せていた。 本船は、船長が早岐瀬戸南側出入口付近を左寄りに南進していたところ、平成24年5月7日11時00分ごろ船底に衝撃があり、船首を南に向けた状態で同出入口付近の岩場に乗り揚げ、直後に左舷主機の冷却水高温警報が点灯して吹鳴した。 船長は、離礁のために左舵を取り、機関を約10秒間後進にかけ、船首が少し早岐瀬戸の中央に向いたところで、機関を短く前進にかけ、船体が前進することを確認して機関を全て停止した。 船長は、泥が入り込んでいたこし器及びポンプの開放掃除を行い、11時30分ごろ機関を復旧したのち、各部を点検して浸水等の異常がなかったので、本船の運航を再開し、11時45分ごろHTBに乗客5人を送り届けた。 イベント開催者は、以後の本船の運航予定を全て中止し、本船の修理を行うことにした。 本船は、本事故時、乗組員及び乗客の人数分の救命胴衣を搭載していたが、全員が着用していなかった。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、早岐瀬戸南側出入口付近を南進中、左寄りを航行したため、南側出入口付近の岩場に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。