JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-8
発生年月日 2011年09月21日
事故等種類 乗揚
事故等名 自動車運搬船ASIAN JUPITER乗揚
発生場所 神奈川県川崎市所在の扇島沖JFEスチール株式会社東日本製鉄所南東側護岸  神奈川県川崎市所在の川崎東扇島防波堤西灯台から真方位242°1,860m付近
管轄部署 横浜事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船
総トン数 5000~10000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年08月31日
概要  本船は、船長ほか18人が乗り組み、空倉で京浜港大黒ふ頭に着岸した後、京浜港長から台風第15号の接近に伴う避難勧告が出されたことから、平成23年9月21日09時12分ごろ、水先人が水先をして扇島南東方沖約2.3海里の海域(水深約30m、底質泥)に左舷錨を入れ、錨鎖8節を延出して単錨泊し、守錨当直体制とした。
 船長は、14時15分ごろ、天候が悪化してきたので船橋に上がって自船の位置を確認したところ、強風と高波のため、本船が走錨していることに気付き、直ちに機関をスタンバイさせ、後方の錨泊船に接近していたことから、錨を揚げて転錨することとした。
 本船は、14時57分ごろ、錨を揚げ、機関を始動して他船が錨泊していない広い海域に移動した後、15時29分ごろ、左舷錨を入れて錨鎖4節を繰り出したが、錨がかかずに走錨したことから、再び錨を揚げて機関を使用し、錨泊船を避けながら西進した。
 本船は、錨泊船のいない海域に移動できたことから、右舷錨を入れた後、左舷錨を入れたが走錨が止まらず、強い南風によって北方に流され、17時05分ごろJFEスチール株式会社東日本製鉄所南東側護岸(以下「本件護岸」という。)付近の浅所に乗り揚げた。
原因  本事故は、本船が、台風が接近して強い南風が吹く状況下、扇島沖において投錨する際、右舷錨に続いて左舷錨を投錨したが、風と高波を受けて走錨したため、扇島の本件護岸付近の浅所に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。