
| 報告書番号 | MA2012-6 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2011年05月17日 |
| 事故等種類 | 乗揚 |
| 事故等名 | モーターボートSEAGULL-Ⅲ乗揚 |
| 発生場所 | 京都府宮津市無双ケ鼻北方沖 宮津市所在の宮津黒埼灯台から真方位155°2.2海里付近 |
| 管轄部署 | 神戸事務所 |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 船舶種類 | プレジャーボート |
| 総トン数 | 5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年06月29日 |
| 概要 | 本船は、船長が1人で乗り組み、同乗者1人を乗せ、無双ケ鼻北方沖の2か所に設置された定置網の間で最初に釣りを行い、その後、無双ケ鼻北西方沖で釣りを行ったのち、無双ケ鼻東方沖の釣り場へ移動することとした。 船長は、無双ケ鼻北方沖の陸岸に寄って航行するのが初めてであったが、右舷船首方に岩(炭屋グリと称する高さ0.3mの水上岩、以下「本件岩」という。)が見えていたので、本件岩のほかには危険な岩などはないものと思い、約18ノットの対地速力で手動操舵により南東進した。 船長は、無双ケ鼻沖で何度も釣りを行っていたが、海図を見たことがなかったので、無双ケ鼻陸岸沿いに干出岩等の険礁があることを知らなかった。 船長は、右舷前方の本件岩に注意を向けて航行中、平成23年5月17日12時00分ごろ、衝撃を受けて海底に乗り揚げ、これを乗り切った。 船長は、船尾部から浸水していたので、マリーナに救助を要請し、アンカーを投入して排水ポンプにより排水を行っていたが、バッテリーの消耗を抑えるために排水ポンプを停止させたところ、浸水量が増加して沈没の危険が生じたので、再度、排水ポンプを起動させようとしたものの、排水ポンプが起動せず、船尾部から沈み始めた。 マリーナの救助艇は、沈みかけた本船に横付けし、船首付近にいた船長及び同乗者を移乗させようとしたところ、本船が更に沈下し、船長及び同乗者が海に投げ出された。 同乗者は、救助艇に引き上げられ、船長は、救助艇から渡されたロープをつかんでいたところ、波の影響で本船と救助艇が動揺したときに両船の間に右手が挟まれ、開放骨折等を負った。 本船は、後日、引き上げられ、陸上で廃棄処分された。 |
| 原因 | 本事故は、本船が、無双ケ鼻北西方沖を南東進中、船長が、いつもよりも陸岸寄りを航行していたものの、右舷船首方に見えている本件岩のほかには危険な岩などはないものと思い込み、GPSプロッターを使用していなかったため、無双ケ鼻北方沖に浅所があることを知らずに航行し、同浅所に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | 負傷:1人(船長) |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。