JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-4
発生年月日 2011年05月06日
事故等種類 死傷等
事故等名 モーターボート匠乗組員死亡
発生場所 熊本県宇城市大田尾漁港沖  上天草市所在の三角灯台から真方位055°2.3海里付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 プレジャーボート
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年04月27日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、同乗者1人を乗せ、大田尾漁港沖の釣り場に到着し、水深が約20~25mのところに錨を入れて錨索を右舷船尾部に係止したのち、釣りを行った。
 船長は、平成23年5月6日12時30分ごろ、釣りを終えて帰航することにし、船首甲板で釣り具を片付けたのち、操舵室に入って機関を始動した。
 同乗者は、右舷船尾甲板で揚錨の準備を始め、船長が揚錨しやすいように機関を後進にかけてくれるものと思って待っていた。
 同乗者は、機関が始動したのちも後進がかからないので、操舵室を見たところ、船長の姿が見当たらず、12時50分ごろ、右舷側の海面で溺れそうになっていた船長を発見し、クーラーボックスを投げ込んだが、船長は、クーラーボックスをつかむことができなかった。
 同乗者は、本船を操縦し、後進して錨を外したのちに船長に接近したところ、船長がうつ伏せの状態で顔が海に浸かっていたので、フックを船長の上着に掛けて引き揚げようとしたが、引き揚げることができなかった。
 同乗者は、海上保安庁へ通報し、巡視船が到着するまでフックで船長が沈まないように支えていた。
 船長は、海上保安庁の巡視船に引き揚げられて大田尾漁港に向かい、救急車で病院へ搬送されて死亡が確認され、溺水と検案された。
 本船は、同乗者が操船して熊本県三角港に帰港した。
原因  本事故は、本船が、大田尾漁港沖において錨泊中、船長が落水したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 死亡:1人(船長)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。