
| 報告書番号 | MA2012-4 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2011年09月25日 |
| 事故等種類 | 衝突 |
| 事故等名 | 旅客船なんごう2プレジャーボートみお丸衝突 |
| 発生場所 | 宮崎県日南市外浦港 外浦港防波堤灯台から真方位332°200m付近 |
| 管轄部署 | 門司事務所 |
| 人の死傷 | |
| 船舶種類 | 旅客船:プレジャーボート |
| 総トン数 | 5~20t未満:5t未満 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2012年04月27日 |
| 概要 | A船は、水中の魚類を観察する観光船であり、船長Aほか1人が乗り組み、旅客4人を乗せ、外浦港の観光船発着場所を出航し、船長Aが、操舵室の中央にある操舵席に腰を掛けて手動操舵を行い、約4~5ノット(kn)の速力(対地速力、以下同じ。)で発着場所の南方75m付近に東西方向に築造された突堤(長さ約100m)の先端付近を外浦港防波堤灯台の東方(以下「港口」という。)に向けて南南東進していたとき、右舷船首500m付近に港口に向けて反航するB船を視認した。 船長Aは、B船が蛇行しながらA船と左舷を対して通過する態勢で接近してきたので、B船に注意を喚起するつもりで汽笛により短音を1回鳴らし、B船を注意深く見守りながら航行した。 船長Aは、B船が左舷船首200m付近に接近したとき、B船の船首甲板で1人が作業をしているのを認めたので、B船の操舵室に操船者がいるのだろうかと不審に思い、短音を5回鳴らし、機関の回転数を徐々に下げて減速した。 船長Aは、B船がA船の左舷後方に位置する外浦港の奥にある栄松の船だまりに向かうものと思い、左舷側の通過距離を広げようとして針路を右に転じ、突堤の南方にある防波堤側に寄せたが、汽笛を鳴らしたのちも、B船が、針路を転じるなどの動作をとらず、A船の左舷側に接近して通過する態勢で航行した。 船長Aは、B船が左舷船首30m付近に接近したとき、機関を中立として汽笛により長音を鳴らしたところ、B船が左転を始めてA船の前路に接近してきたので、機関を後進にかけたが、平成23年9月25日15時36分ごろ、外浦港防波堤灯台から真方位332°200m付近において、A船の左舷船首部とB船の右舷中央部とが衝突した。 B船は、船長Bが1人で乗り組み、同乗者1人を乗せ、定係地である外浦港防波堤北側の船だまり(以下「B船係留場所」という。)に向かうため、船長Bが、船室の後方で両舷のブルワーク上に渡した板に座り、右手で舵棒を握って手動操舵を行い、船室によって前方が視認できない状況で、約2~3knの速力で港口に向けて航行した。 B船は、港口を通過して北北西進中、船長Bが、左舷側にあるB船係留場所の方を見ていたので、前方から接近するA船に気付かず、また、機関音によりA船が鳴らした汽笛にも気付かずに航行し、B船係留場所への入口の沖を通過したのち、同入口に向けて左転を始めた。 同乗者は、船首甲板で船尾方向を向いて釣り道具の後片付けを行っていたとき、前方からA船の汽笛音が聞こえ、前方約5~6mに接近したA船に気付いて大声で船長Bに知らせた。 船長Bは、同乗者の大声を聞いて前方至近に接近したA船に気付き、減速したが、両船が衝突した。 B船は、停止したA船の周りを1周し、船長Aに声を掛けたのちにB船係留場所へ向かった。 船長Aは、会社へ事故の発生を連絡し、損傷状況を確認したのち、観音埼沖の遊覧に向かった。 |
| 原因 | 本事故は、外浦港において、A船が南南東進中、B船が北北西進中、船長Bが、左舷側にあるB船係留場所に注意を向け、見張りを行っていなかったため、左舷前方から接近するA船に気付かず、B船係留場所に向けて左転したので、A船の前路に向けて航行することとなり、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見 | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |
本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。
本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。
報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。