JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-4
発生年月日 2011年08月29日
事故等種類 転覆
事故等名 漁船第7春代丸転覆
発生場所 北海道根室市 沖根婦漁港南東方沖  沖根婦港南防波堤灯台から真方位090°350m付近
管轄部署 函館事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年04月27日
概要  本船は、船長及び甲板員の2人が乗り組み、沖根婦漁港北東方沖においてえび籠を揚収した後、漁場を移動するため、陸岸沿いに南西進していたところ、霧が濃くなって視界が悪化したことから、設置したえび籠の目印としていた浮標が分からなくなった。
 船長は、船外機を中立として本船を停止し、周囲を見回してみたが、濃霧により陸岸を視認することができなかった。
 本船は、それまでうねりを沖側から受けていたことから、船長が、うねりを船尾方から受けるようにして航行すれば陸岸に接近できると思い、沖根婦漁港南東方沖においてゆっくりと右回頭していたところ、本船の右舷側至近に波高約1.5mの白波を認めた直後、平成23年8月29日10時00分ごろ、同波を受けて右舷側が持ち上がり、左舷側から転覆した。
 救命胴衣を着用していた船長及び甲板員は、落水し、陸岸に向かって泳いでいたところ、本事故を目撃して来援した僚船によって救助された。
 本船は、僚船によりえい航されて沖根婦漁港に帰港したが、船外機が脱落して紛失していた。
原因  本事故は、本船が、濃霧により視界が制限された状況下、沖根婦漁港南東方沖において、陸岸に向けて右回頭しながら航行中、右舷側に波を受けたため、転覆したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。