JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-3
発生年月日 2011年05月30日
事故等種類 火災
事故等名 漁船第二十六太洋丸火災
発生場所 長崎県佐世保市宇久島東方沖  佐世保市所在の肥前長崎鼻灯台から真方位092°4.5海里付近
管轄部署 長崎事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年03月30日
概要  本船は、まき網船団の灯船兼運搬船であり、船長が1人で乗り組み、宇久島東方沖で錨泊し、平成23年5月30日20時00分ごろ主機の動力取出し軸に架けたベルトで駆動される発電機を運転したのち、同発電機から給電される3kWの集魚用外灯(以下「集魚灯」という。)を2個点灯して集魚を開始した。
 船長は、22時00分ごろ、機関室から異音がして集魚灯が点滅したので、発電機駆動用のベルトが切れたものと思い、機関室囲壁の右舷側に設けられた機関室出入口ドアを開けたところ、同室内が煙で充満しているのを認めた。
 船長は、消火器がなかったので、直ちに操舵室に戻り、無線機で近くにいた網船に火災が発生したことを連絡した。
 網船は、22時10分ごろ本船に横着けして持運び式消火器(以下「消火器」という。)10本を本船に運び込み、船長及び網船の機関長が、機関室出入口や機関室の天井に設けられた蓋付きの開口部から消火器を使用して消火活動を行ったところ、22時30分ごろ鎮火した。
 本船は、主機が遠隔制御用配線等の焼損により運転不能となったため、僚船にえい航されて佐世保市神崎漁港に入港した。
原因  本事故は、夜間、本船が宇久島東方沖で錨泊して集魚灯を点灯中、発電機端子台の電線端子部が短絡したため、火花が発生して周囲の可燃物に延焼したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。