JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-3
発生年月日 2011年10月15日
事故等種類 乗揚
事故等名 漁船第七十八有磯丸乗揚
発生場所 北海道白老町白老港島防波堤南西端付近 白老町所在の開発局白老高砂沖人工リーフB灯標から真方位220°2.3海里付近
管轄部署 函館事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年03月30日
概要  本船は、船長及び甲板員3人が乗り組み、船首約0.4m、船尾約1.5mの喫水をもって白老港を出港し、同港南東方11M付近の漁場で操業を行い、たこ等約100㎏を漁獲したところ、東風が強まってきたことから操業を中止して帰港するため、針路を約310°(真方位)に定めて自動操舵により約10.5ノットの対地速力で白老港に向け航行した。
 船長は、操舵室で単独で操船に当たり、甲板員3人を船尾船員室で就寝させて航行していたところ、眠気を感じていたので、眠気を覚まそうとし、パンを食べたり、飴をなめるなどした。
 船長は、白老港の島防波堤の南西端側から入港しようと思い、わずかに左転して航行を続け、白老港まで約1.5Mの地点に達したところで前路に障害物がないことを確認した。
 船長は、間もなく港に到着すると思って気が緩み、眠気を更に強く感じたため、眠気を覚まそうと思い、操舵室の椅子に腰掛けて左舷側の窓から室外に顔を出しながら煙草を吸っていたところ、いつしか居眠りに陥った。
 本船は、平成23年10月15日03時00分ごろ白老港の島防波堤に付設された消波ブロックに乗り揚げた。
 船長は、乗り揚げた時の異音で目が覚め、操舵室に駆け寄ってきた甲板員3人の無事を確認し、所属漁業協同組合職員に携帯電話で救助を求めた。
 船長及び甲板員3人は、救助のために来援した僚船に乗り移って退船し、本船は僚船等に引き出されて帰港した。
原因  本事故は、夜間、本船が、白老港南東方沖を同港に向けて帰航中、単独で操船に当たっていた船長が居眠りに陥ったため、白老港の島防波堤付設の消波ブロックに乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。