JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-2
発生年月日 2010年11月30日
事故等種類 衝突
事故等名 貨物船第三大黒丸モーターボート海遊衝突
発生場所 大阪府岬町多奈川小島沖 和歌山市所在の地ノ島灯台から真方位038°3,945m付近 
管轄部署 神戸事務所
人の死傷
船舶種類 貨物船:プレジャーボート
総トン数 200~500t未満:5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年02月24日
概要  A船は、船長A及び航海士Aほか3人が乗り組み、阪神港尼崎西宮芦屋区を出港し、航海士Aが出港操船を終えた船長Aから単独の船橋当直を引き継ぎ、11.0ノットの対地速力で自動操舵により南西進した。
 航海士Aは、右舷前方約1,300mで前路を左方に通過するプレジャーボートの動向に注意を向けていたところ、同プレジャーボートが無事通過したことから、前路には他船はいないと思い、航行を続けた。
 航海士Aは、平成23年11月30日11時45分ごろ、「ドーン」という音を聞き、操舵室から周囲を見渡したが、何もなかったので、そのまま続航した。
 船長及び他の乗組員は、衝撃を感じて昇橋し、船首部で押されているB船を認め、機関を停止してB船の状態を確認したところ、B船船長が見当たらず、Uターンして捜索に当たるとともに海上保安庁へ連絡した。
 B船は、船長Bが1人で乗り組み、釣りのために多奈川小島沖で機関を中立にし、船首を北東に向けて漂泊していた。
 船長Bは、周囲に他船を見掛けなかったので、右舷船尾で太刀魚釣りの仕掛けを準備していたところ、至近に迫ったA船に気付き、大声を出して両手を振ったものの、A船の船首部がB船の左舷中央部に衝突した。
 船長Bは、衝突直後に海中へ飛び込み、付近を航行中のタンカーに発見され、連絡を受けた海上保安庁により救助された。
原因  本事故は、多奈川小島沖において、A船が南西進中、B船が漂泊中、航海士Aが船首死角を補う適切な見張りを行わずにB船へ向けて航行し、また、船長Bが、見張りを行っていなかったため、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。