JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-2
発生年月日 2010年05月17日
事故等種類 乗揚
事故等名 漁船第八丸三丸乗揚
発生場所 宮城県石巻市網地島西方沖  陸前網地港西防波堤灯台から真方位180°1,400m付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷
船舶種類 漁船
総トン数 5~20t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年02月24日
概要  本船は、船長ほか3人が乗り組み、石巻市田代島周辺の沿岸でこうなごすくい網漁の魚群探索と操業を行ったのち、漁場を移動することとして手動操舵により、網地島西方沖に設置された定置網の標識灯(以下「標識灯」という。)付近で変針し、速力約5ノットで東進中、船長がレーダーを作動させてレーダー映像の調整を行っていたところ、平成22年5月17日23時00分ごろ網地島西方沖の岩礁に乗り揚げた。
 本船は、本事故当時、船長が操舵室で操船に当たり、他の乗組員は、船尾甲板上で漁獲物の整理を行っていた。
 船長は、田代島南方沖から網地島西方沖に向かう際、標識灯を船首目標としたが、定置網の設置場所が前年までと変わっていることを知らなかった。
 船長は、標識灯付近で変針するまでレーダーを待機状態とし、標識灯付近で変針したのちにレーダーを作動させ、片手で舵を操作しながら、レーダー映像のレンジを拡大するための調整を行っていた。
 船長は、岩礁に乗り揚げるまでレーダー映像の調整を行っていて前方の見張りを行っていなかった。
 船長は、機関を全速力後進にかけて離礁を試みたが離礁できず、付近で操業していた僚船に救助を要請した。
 本船は、23時30分ごろ来援した僚船に乗組員が救助され、その後転覆して沈没した。
原因  本事故は、夜間、本船が、網地島西方沖において東進中、船長が、レーダー映像の調整を行い、前方の見張りを行っていなかったため、岩礁に乗り揚げたことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。