JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-1
発生年月日 2010年07月28日
事故等種類 死傷等
事故等名 漁船定安丸乗組員死亡
発生場所 青森県平舘海峡 青森県青森市平館灯台から真方位081.5°4.0海里付近
管轄部署 仙台事務所
人の死傷 死亡
船舶種類 漁船
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年01月27日
概要  本船は、船長、甲板員A及び甲板員Bが乗り組み、船首部に甲板員B、中央部に船長、船尾部に甲板員Aが配置に就き、底建網の揚網作業中、左舷船尾で底建網のたまり(魚捕り部)の網口に取り付けたロープをキャプスタンを使って巻き上げて網口を本船の左舷側に固定し、本船の前後において、錨で海底に固定してある滑車を経由してたまりの先端両側に取り付けられたロープを伸ばしてたまりの揚収を始めた。
 甲板員Aは、船尾側のロープが海中の滑車付近で絡み、網が上がらなくなったことから揚網を中止してたまりを海中に戻したところ、潮流により漁網が圧流され、甲板上で輪状にしていた漁網の外側に付けたロープが繰り出されて足に絡み、平成22年7月28日10時00分ごろ同ロープに引かれて船尾部から落水した。
 甲板員Aは、一旦海面に浮上したのち、沈んだ。
 船長は甲板員Aの家族に連絡し、所属漁業協同組合が海上保安庁、警察、消防等に通報した。
 海上保安庁の航空機及び巡視船、青森県及び警察のヘリコプター、僚船、消防などによる捜索が行われたが、甲板員Aは発見されず、行方不明となり、後日、死亡認定により除籍された。
原因  本事故は、本船が平舘海峡の漁場で底建網の揚網作業中、揚網を中止してたまりを海中に戻した際、潮流により漁網が圧流され、甲板上で輪状にしていた漁網の外側に付けたロープが繰り出されて甲板員Aの足に絡まったため、甲板員Aが同ロープに引かれて落水したことにより発生したものと考えられる。 
死傷者数 死亡:1人(甲板員)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。