JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2010-4
発生年月日 2008年10月11日
事故等種類 衝突
事故等名 貨物船美島エクスプレス貨物船ヒメコジマ衝突
発生場所 広島県福山市福山港 JFEスチール福山港新涯導灯(前灯)から真方位030°1,260m付近
管轄部署 広島事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 貨物船:貨物船
総トン数 200~500t未満:100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2010年04月23日
概要  貨物船美島(みしま)エクスプレスは、船長ほか3人が乗り組み、広島県福山港一文字岸壁から対岸のJFEスチール西日本製鉄所製品岸壁へ移動中、後進に操作したが後進に切り替わらず、平成20年10月11日10時15分ごろ、同製品岸壁に係留していた貨物船ヒメコジマと衝突した。
 ヒメコジマは、甲板員1人が重傷を負い、左舷船首付近に破口を生じて沈没し、また、美島エクスプレスは、バルバスバウに破口を生じた。
原因  本事故は、A船が、福山港において、本件装置を設置した後、福山港製品岸壁に向けて移動中、船長Aが、行きあしが強かったことから、操縦ハンドルを前進から後進に操作したとき、クラッチが後進に切り替わらなかったため、A船が同岸壁に係留中のB船と衝突したことにより発生したものと考えられる
 船長Aが操縦ハンドルを後進に操作したとき、クラッチが前進から後進に切り替わらなかったのは、技術員Cが、本件装置の電気信号を遠隔装置電気系統からとった際、誤結線をしたことによるものと考えられる。
 技術員Cが誤結線をしたのは、本件装置の設置作業中、船長Aから製品岸壁への移動が早まったことを告げられて作業を早く終わらせようと急ぎ、結線後、結線状態を確認しなかったことによるものと考えられる。
 船長Aが、クラッチが後進に切り替わらない状態になっていることに気付かなかったのは、船長Aが離岸前に試運転を行い、表示ランプが操縦ハンドルの前後進操作に追従していることを確認しなかったことによるものと考えられる。
死傷者数 負傷:甲板員(ヒメコジマ)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。